ネパール・カトマンズでの高校生への結核教育の論文発表

ネパール・カトマンズでの高校生への結核教育の論文発表

報告日時:2020年4月28日
報告者:城川 美佳

2019年度に実施した、調査の結果が論文として発表されました。
Gopali, RS., Maharjan, B., Kigawa, M.. (2020). Expert Consensus on the Essential Preventive Knowledge of Tuberculosis for High School Students, Kathmandu, Nepal. Biomed J Sci & Tech Res 26(2), 19849-19857. BJSTR. MS.ID.004332. DOI: 10.26717/BJSTR.2020.26.004332
https://biomedres.us/pdfs/BJSTR.MS.ID.004332.pdf

ネパールは、世界的にも有数の結核高蔓延国です。結核対策には、予防教育、受診、治療とそのモチベーション維持、と多岐にわたり、それぞれに課題が生じています。また、生徒が学校で習得した健康に関する知識を地域に広めあるいは地域での健康活動に参加することで、地域住民の知識の習得・普及に効果があることが知られています。そこで、ネパールの結核対策において高校生も同様の役割を担うことが可能ではないか、と考えました。しかしながら、結核対策の教育項目の優先順位は、それに関わる専門家の専門領域によって異なります。また、高校生では様々な知識の習得が必要ですし、成績に直接関わらない保健教育の1項目でしかない結核に関する知識は彼らにとって優先順位が低いかもしれません。そこで、本研究では、多領域の専門家の優先順位を意見集約するために実施しました。
今後は、ここで得られた知見をもとに、教材や知識普及のための方策について検討したいと考えています。