インドネシア・マタラム市の中高等学校を対象とした包括的性教育に関するオンライン・インタビュー調査

インドネシア・マタラム市の中高等学校を対象とした包括的性教育に関するオンライン・インタビュー調査

報告日時:2021年8月21日
報告者:渋谷 文子
 
琉球大学大学院国際地域保健学教室に在籍中の渋谷文子です。私はインドネシア国ロンボク島のマタラム大学医学部の研究チームと共に、包括的性教育に関する国際共同研究を実施しています。
性教育に関連した科目を担当する教師を対象としたフォーカス・グループ・ディスカッションと、学校長を対象とした深層インタビューをオンラインで行っています。対象とする教師の指導科目は、保健体育と生物、宗教教育、社会、道徳教育の5科目に分かれています。
インドネシアでは、性に関する指導に宗教・文化的背景が影響していることから、対象の教師は宗教教育や社会科担当の教師も含まれています。現在進行中のインタビュー結果より、調査前に予測していた宗教・文化的背景に関する葛藤が実際に生じていることが明らかになっています。さらに、性教育を政策のもとに義務として指導するためのカリキュラムや学習指導要領の導入が必要であるとの意見が多く聞かれました。
本研究から得られた結果を、インドネシアの思春期保健の普及のために還元していきたいと思います。


性教育に関わる教師とのフォーカス・グループ・ディスカッション        学校長との深層インタビュー