コンソーシアムについて
国際学校保健コンソーシアムについての説明です。

コンソーシアムについて

EFFECT
国際学校保健コンソーシアムの趣旨

国際学校保健コンソーシアムは、2010年に国際的な学校保健ネットワークのシンクタンク及び連携強化を図るハブとしての機能を果たすために設立さました。国際学校保健コンソーシアムは、学童期及び思春期の子どもの健康と、子ども達が所属する地域社会の健康増進を目指して行われる学校保健プログラムの適切な実践と普及を支援しています。

GREETINGS OF CHAIRMAN
国際学校保健コンソーシアム設立にあたって
JC-GSHR: Japanese Consortium for Global School Health Research

長崎大学熱帯医学研究所所長・竹内勤先生、札幌がんセミナー理事長・小林博先生を顧問としてお迎えさせていただいて、国際学校保健コンソーシアムを立ち上げることができました。このたびは理事長に選出されましたが、発起人の一員として責務を負ったと考えております。今後とも理事の各先生および会員の皆様の御指導のもと会を盛り上げていこうと考えておりますので、御指導御支援のことよろしくお願い申し上げます。

現在、学会といった大きい組織ではありませんが少人数の会であることを逆に利点として柔軟性をもち固定観念にとらわれない議論がおこなわれていけとも考えております。また世界的に学校保健の普及と発展に最も必要であることは、日本のみならず途上国も含めて次世代の研究者・実務者の育成であるではないでしょうか。幸いにして、日本の若い人材が研究を実施したり実務を体験したりする国際的ネットワークはすでに構築されつつあるので、この会のなかでこのネットワークを利用して途上国の現状にそった研究を実施し且つ実務にも還元できる見地を得ることを試みながら、効率的に人材が育成されていけばと考える次第です。このことによって世界的ネットワークがさらに発展し継続されていくことが実現されると考えます。 会員の皆様のまわりに、少しでも興味をもつ希望のある若い人達がおられましたら、本会への参加を促していただきたいと思います。 さらに今後は以上の考えだけでなく会員の皆様の意見を聞きながら会の運営等を徐々に軌道にのせる段階にきていると思います。 是非とも会員の皆様の積極的参加のことどうぞよろしくお願い申し上げます。

理事長  小林 潤

APPROACH
次世代の学校保健を目指して

2010年はMDG(ミレニアム開発目標)が、国際開発や国際保健のなかで実に多く語られ討議された年でした。開発途上国においての学校保健はMDGのGoal6(HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止)に関連して注目をされ急速に世界的に普及していきました。これには橋本イニシアチブによる寄生虫対策やHIV-AIDSでの健康教育があげられます。

一方現在、MDGのGoal5(妊産婦の健康の改善)が世界的に達成されていないことから母子保健に注目が集まっています。学校保健は今後世界の潮流のなかで注目されなくなってしまうのかというと、実はさらに推進されていく大きな可能性を秘めていると私は考えています。すでにMDGの次にくるものを模索する作業はあちこちで始まっていますが、MDGでは取り上げられなかった、生活習慣病、メンタルヘルスや外傷といった問題は、先進国だけでなく開発途上国でも大きな問題として考えられるようになってきています。例えば、世界的に解決していない貧困による肥満、アジアで進んでいる都市化のなかでのメンタルヘルスや外傷の重要性があげられますが、これらを効率的に改善していく可能性を学校保健は実は秘めているといっていいでしょう。さらには、人間の健康像を考えるときに、単なる健康から幸福を考えるような動きもヘルスプロモーションのなかでありますが、これに関しても実現性の高い場として学校保健は注目されてきています。

このような中、橋本イニシアチブ事業で形成されたネットワークの中で、次世代の学校保健を模索する動きもでてきており、これに対して日本からの発信と貢献が期待されています。これには、研究会皆様の協力と経験が是非とも必要になっており、世界のよりよい健康づくりのために今後とも御協力のことよろしくお願い申しあげます。
現在、欧米のみならずタイ等の中進国では、教育学、疫学、健康教育学、寄生虫学、人類生態学、経済学、政策学等々幅広い分野の協力によって学校保健の研究・支援がなされてつつありますが、日本においても同じように他分野の研究者の会が構築されていけばと考えております。特に途上国においては固定観念にとらわれず柔軟に時代にあった概念やアプローチの開発が必要であるため、他分野間の情報・意見交換から新しいものが生み出されると考えております。

MAIN ACTIVITY
コンソーシアムが行う主な活動
主に5つの活動を行っています。

  • 学校保健に関わる実践と研究
     

    国際学校保健コンソーシアムのメンバーは、アジアやアフリカの開発途上国において、多様な研究プロジェクトや実践活動を行っています。実施されているプログラムは、持続的な学校保健活動のための人材育成や、感染症及び非感染症対策など、多岐に渡ります。さらに、様々な実践研究が行われています。

  • 学校保健の実践に関する
    技術支援及び人材育成

    国内外のパートナーとの共同で、開発途上国の政府職員や地域で働く国際NGO職員等を対象として、学校保健の運営と管理に関する国際研修コースを企画、運営しています。国際学校保健コンソーシアムには、学校保健に関する政策立案や健康教育の教材開発、そしてアジアやアフリカの開発途上国における学校保健研究の専門家が所属しています。

  • 研究及び実践ネットワークを活用した
    若手研究者及び実践家の育成

    定期的な勉強会や、日本国内外で行われる学術集会でのシンポジウム、ワークショップ、及びラウンドテーブルなどの企画を通して学校保健の実践と研究に関わる最新の知見を共有し、若手研究者及び実践家の育成を図っています。